太陽の塔/森見登美彦

完全に分かれるだろうけど、私は好きです。
妄想、男汁、暴走、完全に作り上げられた
胡散臭くて、くどくて、むさくるしい世界なんですが
妙に 愛着がわいてしまって。
くだらなくて笑っちゃうけど、このくだらなさバカにできません。
この話、文学的にもいろんなエッセンスを盛り込んでいるように
思いますが、ちょっと無責任な感じで 散りばめられていて
そこを作者は一番に楽しんでそう、とか勝手に思っています。
とりあえず計算高い胡散臭さに かなりやられてしまいました。
この不思議な勢い、凄いと思います。


そして最後には、キラっと光ります。センチメンタルー
誰にでもあるものですよね。
他にも2冊ほど 読みたい作品があります。